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食品添加物とは?ざっくり基礎知識
食品添加物とは、食品を加工・保存・見た目や味をよくする目的で加えられる成分です。
厚生労働省が定めた基準に基づいて使用が認可されたものだけが使われており、安全性は確認されています。
しかし、長期間・多量に摂取することによる影響や、体質との相性には個人差があります。
種類はさまざまで、目的に応じて使い分けられています。
- 保存料:腐敗を防ぐ(例:ソルビン酸)
- 甘味料:人工的な甘さ(例:アスパルテーム)
- 着色料:見た目を鮮やかに(例:赤色40号)
- 香料:風味を補う(例:バニリン)
「見た目や味を整えること」が優先されすぎると、本来の食のあり方から離れてしまうことも。
まずは仕組みを知ることが、安心な選択につながります。
避けたい添加物リスト
健康への影響が懸念される添加物の一例を紹介します。
特に、毎日口にするものや子どもが食べるものには注意しましょう。
- 安息香酸Na:保存料。清涼飲料水、漬物、マーガリンなどに使用。体内でビタミンCと反応すると発がん性物質が生成される可能性あり。
- アスパルテーム:人工甘味料。カロリーゼロの飲料やお菓子に多く使用。体内で分解される際にメタノールが発生。
- 赤色102号・黄色4号:合成着色料。子どもの多動性(ADHD)との関連が指摘されている国もあり。
- BHA/BHT:酸化防止剤。加工油脂やシリアル、スナック菓子などに含まれる。高用量での動物実験にて発がん性の報告あり。
これらは、「安価で大量生産向けの食品」に多く使われる傾向があります。
原材料欄の「/(スラッシュ)」以降に記載されていることが多いため、必ずチェックを。
比較的安全とされる添加物
すべての添加物が危険なわけではありません。
次のようなものは、長年の使用実績があり、安全性が比較的高いとされています。
- ビタミンC(アスコルビン酸):酸化防止や栄養強化目的で使用
- クエン酸:酸味づけやpH調整剤として使用。レモンなどにも含まれる成分
- 寒天・ゼラチン:ゲル化剤・安定剤。自然由来の原料が多い
- 重曹(炭酸水素ナトリウム):ふくらし粉。お菓子やパンに使用
どれも過剰摂取には注意が必要ですが、普段使いする上では比較的安心な添加物といえるでしょう。
“天然由来”でも注意したい添加物
「天然由来」と書かれていても、すべてが安全とは限りません。
加工方法や使用目的によっては、リスクがある場合もあります。
- カラメル色素:砂糖を加熱して作られる天然風の着色料。製造工程によっては「アンモニア化合物」を使うものがあり、発がん性のある4-MEI(4-メチルイミダゾール)が生成されることも。
- トレハロース:天然の糖ですが、過剰に摂取すると腸内細菌のバランスを崩す可能性が報告されています。
- 酵母エキス:酵母を加水分解してうま味成分を抽出したもので、食品添加物ではなく「食品」扱いになります。よって、スラッシュ(/)の前に記載されます。味付けを補ううま味調味料として使用されますが、実質的には“化学調味料の代替品”として使われることが多く、味覚が鈍る・クセになる味付けになりやすいとの指摘もあります。
「天然=安心」と思い込まず、使用量や頻度、加工方法にも注目を。
安心な選び方とおすすめブランド
では、私たちはどのように選べばよいのでしょうか?
まず第一に、原材料欄の「/(スラッシュ)」以降をチェックする習慣をつけましょう。
そこには添加物がまとめて記載されています。種類が多い場合や難読なカタカナ名が並ぶ場合は要注意。
「無添加」と書かれていても、「何が無添加か」が明記されていない商品には注意。
「保存料無添加」だけで、着色料や香料は使われている例も多くあります。
そんな中、安心して選べるブランドのひとつがアルチェネロ(Alce Nero)です。
- イタリア発のオーガニックブランド
- 有機オリーブオイル・全粒粉パスタ・トマトピューレなどが人気
- EU有機認証を取得しており、無添加への姿勢も明確
素材本来の味を大切にした製品が多く、健康志向の方からの信頼も厚いブランドです。
まとめ
- 食品添加物は目的別に使用されているが、成分ごとにリスクが異なる
- 「避けたい添加物」と「比較的安全な添加物」の知識を持つことが大切
- “無添加”“天然由来”という言葉に惑わされず、原材料欄をチェック
- 信頼できるブランド(例:アルチェネロ)を選ぶことで安心が広がる